日光田母沢御用邸。建築見学。

こんばんは。岡本和樹建築設計事務所です。

20年来の昨夜は友人と食事に行っていたためブログ更新できずでしたので、本日金曜日に。

いつもお世話になっている日光の工務店さん、日光木材工業さんに教えてもらい、

「日光田母沢御用邸」を見学してきました。

田母沢御用邸は大正天皇が過ごした場所として有名な建築だそうで、元は紀州徳川家の武家屋敷を移築したものだとか・・・。(※経緯の詳細はホームページやパンフレットで)

建築的にも非常に興味があったため、見学しに行ってきました。

縁側から中庭を望む。

総鎧張りの外壁と寄棟のプロポーションに包まれる苔庭。

開口部がとてつもなく美しい建築でした。

寄棟の下にしつらえられた軒庇の二段屋根。

その低さの安定感もさることながら、屋根・庇・開口部・手摺といった水平ラインの重なり合いが本当に美しい。

中庭を経て、廊下を通り、また中庭へ。

渡り廊下から見える山並みも豊かな借景になっていました。

ちょうど雨戸を閉め始めるタイミングで見学できたためいいものを見ることもできました。

出隅(建物の角)で回転する雨戸。

建築好きにはもはやちょっとしたショー笑

雨戸が閉まった後に中庭から撮影。

通風のガラリがひとつおきについていたり、夏を涼しく過ごせる工夫がされているんですね。

池のある遊歩道から。

木製の雨戸・外壁と銅板の屋根。

どちらも自然な経年変化でとても味のある色合いになっています。

今度は雨戸が開いているときにまたこの場所から見てみたいアングルです。

昔ながらの木製雨戸。

もちろん鍵にも建具職人の工夫が。

鍵にだって金具は使いません。

この桟木を上にがたんとはめ込むことで施錠完了となる仕組みです。

廊下をトコトコあるいていると・・・

きれいに横並びになった、金色の出べそたちが・・・

これは・・・?

と思ってよく見てみると・・・

照明のスイッチでした。

ツマミをひねるとON⇔OFFになるようです。

上の黒いタグには部屋の名前が書いてありました。

黒くて写真では読みにくいですが、こちらのスイッチには「御玉付場中央」と書かれています。

御玉付場とは・・・w

ビリヤード場のことでした。

床がヘリンボーン張りで中鴨居・長押の真壁の洋室。

やはり水平ラインの重なりがきれいな一室でした。

和室の作り方は縦と横の比率がいいんですね。

天井は高いのに重心がしっかり低くとらえられて落ち着いた印象に感じます。

「日光田母沢御用邸」

建築と庭とどちらも見られて入館料510円だったかと思います。

ぜひ見に行っていただきたい建築だと思います。

わたしも今後の設計に活かせるパーツを得る経験ができました。

今週はこのあたりで。


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