こんばんは。岡本和樹建築設計事務所です。
ランバー材ではなく、ラーチ合板で造作家具をつくる。を最近ご提案しているのですが、試作のため事務所の机をDIYで作って、なおかつクリア仕上げではなく着色したらどういう色の載り方をするのだろうと試しにやってみました。
ランバー材と違い、木口が積層されているのでそのまま出して、あえてのラフな仕上げもいいのではないかと試作。
ラーチ合板ならではの木目。
クリア塗装だとここまで強く木目はでませんが、着色塗装すると、すごく木目が浮き出てきます。
・・・これは好みが分かれるぞ!!!笑
木目の強い弱いに関わらず、わたしはやっぱりクリア仕上げが一番好みですね~。
事務所のデスクは試作のためもうがっしり色が入ってしまいましたがw。
使用したのはツヤの少ないワックス。
ヴィンテージワックスを使用しました。
今回は下塗りにオイルステインを入れているので、純粋にワックスだけの色ではないですが、ワックスだけでもしっかり色は入りそうです。
ワックスは乾燥してからも当分の間は色移りするので、実際使用するには工程がタイトだと難しいかも知れないですね。
明日は試しにツヤ出しをしてみようかと思います。
使用する予定のものはこちら
家具として考えるとツヤありもいいのかもしれない・・・。と考えまた試作。
実際にご提案する前に自分で使ってみる。
やっぱりクリア仕上げ好きであることを再確認するというDIY。笑
ちなみにこちらは以前リメイクしたダイニングテーブル。
制作して半年ほど経ったもの。
同じラーチ合板で作ってありますが、比較的木目が大人しいこともあるのか、色が落ち着いてきているように感じます。
クリア仕上げは元の木の色から濡色になる感じなので、とてもイメージしやすいですが、やはり着色は難しい。
同じ色で塗っても木材によって色の入り方も違うし、経年で木が日焼けすることでも色が変化していきます。
床や造作棚に着色をする場合は、サンプルを作成してご提案していますが、経年変化を見越して建て主様と相談し、イメージを共有することはもっとも大切で、なおかつもっとも難しいことなんだと再確認する日となりました。
今日はこのあたりで。
また来週の水曜日に。